讃岐に伝わる
嫁入道具
細川安心堂のおいり
華やかで可愛らしく
幸せを呼ぶ
香川の「おいり」。
始まりは讃岐国丸亀城主に初代生駒親生公が任命された天正十五年(十五八七年)頃、姫君のおこし入れが決まった時、領下の郡家郷(現在の丸亀市郡家町)の百姓がお祝いにと五色の煎りものあられを献上したところ、殿は大変お気に召され褒賞賜ったそうです。それ以来婚儀の折にはおめでたいお煎りものとして広く一般に知れ渡り、お煎りものを略し「おいり」として、西讃岐地方では今も婚儀の時にには絶対欠かせない嫁入り道具の一つとなって残っています。
おいりはカラフルな配色のお菓子ですが、実はおいりを作る会社毎にその配分や色使いが違うのです。細川安心堂のおいりはピンク三、白一・五、残りを緑、紫、オレンジ、黄色の配分でピンク多めが特徴です。少しでも見た目の可愛らしいおいり作りを心がけています。また、細川安心堂では使用するもち米は全て国産にこだわり、昔ながらの製法を職人の手作業にて守り続けています。
見た目にもこだわった
安心堂の「おいり」。
おいりの製法
おいりの製造工程は和菓子の中で最も手間がかかります。季節や天候にもよりますが、完成までに2週間以上必要です。
伝統を重んじ一粒一粒に心を込めた職人たちの技と想いが、おいりづくりを支えています。
手間暇かけて
こだわりぬいた
職人の技
餅つき〜伸ばし蒸したもち米をつき、米ぬかをふり、熱いうちに麺棒で畳一畳程度平らに伸ばします。この餅つき機は石臼と木の杵を使い弾力のあるおいしいお餅が出来上がります。
天日乾燥
季節や天候によって変わりますが、7~24時間ほど天日干しにします。
切り〜成型〜天日乾燥
采の目に切り、大きさを均等にするためふるいにかけ、再度天日乾燥させます。季節や天候によって変わりますが、7~24時間ほど天日干しにします。
寝かし
乾き具合を確認する為1日1回かき混ぜながら、常温で2~14日寝かせます。この作業を疎かにすると、丸みが出ず、膨らみ加減にムラが出るので重要な作業となります。
加熱・煎り
網で煎ることで、采の目から丸みを帯びた形に膨らみます。ミキサーで回しながら味付け色付けを行います。ピンクベースの材料からピンク色、柿色、紫色のおいりが、白ベースの材料から白色、緑色、黄色のおりいが出来上がります。
〜完成
6色のおいりを混ぜ合わせて完成です。細川安心堂では可愛らしい見栄えになるようピンクを多めに配合しています。
オーダーメイド
結婚式の引き出物として、寿箱においり小判を添えた伝統の形でも販売できます。
お土産や香川の記念として、単色で纏めたものや、おいり小判のみの販売も可能です。
ご近所へのおすそ分け、行事でのギフトに1斗・3斗ケースでの大容量もお受けいたします。
特別なギフトとして桐箱を使いたい、紙箱をオーダーメイドしたい・・・
お客様のご要望ございましたらお気軽にご相談下さいませ。できる限り対応いたします。
お取扱い商品
おいりの食べ方いろいろ
「おいりそふと」
クリームの上においりをふりかけると、カラフルなスイーツの出来上がり!香川の観光地では定番のスイーツです。
「わたあめおいりジュース」
おいりカップにジュースを入れて、わたあめの蓋においりをトッピング!見た目もカラフルなオリジナルジュースが作れます。
店舗のご案内
〒768-0040香川県観音寺市柞田町乙27−1
営業時間 : 9:00~18:00
定休日 : 水曜日
0875-25-3725